「鬼剣舞」が「風流踊」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました
北上市と奥州市で伝承されている国指定重要無形民俗文化財「鬼剣舞」は、「風流踊」としてユネスコ無形文化遺産登録を目指し活動してきました。令和4年11月30日、第17回政府間委員会は、「風流踊」の登録について審議し、登録を決定しました。北上市でユネスコ無形文化遺産の登録はこれが初めてです。
「風流踊」とは
華やかな、人目を惹くという「風流」の精神を体現し、衣装や持ちものに趣向をこらして、歌や、笛・太鼓・鉦などの囃子に合わせて踊る民俗芸能。除災や死者供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められています。
重要無形民俗文化財「鬼剣舞」について
重要無形民俗文化財の指定年月日
平成5年12月13日
保存団体
鬼剣舞連合保存会
[構成団体]
・岩崎鬼剣舞保存会(北上市)
・滑田鬼剣舞保存会(北上市)
・朴ノ木沢念仏剣舞保存会(奥州市)
・川西大念仏剣舞保存会(奥州市)
概要
岩手県中・南部に多く伝承されている鬼剣舞は念仏剣舞とも称され、念仏歌とともに踊られる亡魂鎮送を目的とした念仏踊りの一種です。踊り手が鬼と形容される面をつけ、独特の形に凝らした衣装で力強く大地を踏み悪霊を鎮める風流芸能です。主として初盆の家や墓、寺で踊られています。
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更新日:2023年03月30日