国見山廃寺跡
国見山廃寺跡 (くにみさんはいじあと) 国指定史跡
北上市稲瀬町内門岡地区に建てられた、今から1,000年以上前の平安時代中頃に栄えた山岳寺院で、お堂や塔の跡が確認されています。 伝承によれば、36の堂塔、700の僧坊をもつ大寺院であったといいます。また「定額寺【じょうがくじ】(国営の寺に準ずる位置付けの私営の寺)」 として歴史書にみえる「陸奥国の極楽寺」ではないかとも考えられています。国見山廃寺は、北上川の東岸沿いにいくつも確認されている平安時代の寺院跡のひとつです。平泉が繁栄を迎える200年以上前に栄えた、北上盆地の中心的な寺院だったとみられます。
木造多層塔跡の礎石(写真左)と平安時代(1,000年前)の八稜鏡(写真右)

東上空から見た国見山廃寺跡(画面奥は北上市街)
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更新日:2020年08月26日