平成28年度発掘調査速報 Vol.2 唐戸崎遺跡-牛馬の埋葬墓-
北上市立埋蔵文化財センターでは、平成28年8月22日から8月26日まで 唐戸崎遺跡(飯豊22地割)にて、発掘調査を行いました。 唐戸崎遺跡は今までの調査で、縄文時代中期(4,500年前)の竪穴住居跡や平安時代(1,100年前)の竪穴住居跡などが発見されており、漆紙の付着した平安時代の土器も出土しています。
今回の調査では、平安時代(1,100年前)の竪穴住居跡1棟、江戸~明治時代頃の牛または馬を埋葬した穴2基などが見つかりました。 付近からも牛か馬を埋葬した穴が見つかっていることから、牛馬の埋葬墓はこの一帯に分布している可能性があります。今後、専門家の鑑定を仰ぎ、動物の種類を特定していく予定です。

調査区全景写真(北から)

平安時代(1,100年前)の竪穴住居跡

牛または馬の埋葬墓(江戸~明治時代)
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更新日:2019年02月28日