平成28年度発掘調査速報 Vol.4 北藤根遺跡-縄文晩期の集落-
北上市立埋蔵文化財センターでは、平成28年9月12日から11月9日まで 北藤根遺跡(和賀町藤根12地割)にて、発掘調査を行いました。 今回初めて調査が行われた遺跡で、縄文時代晩期(2,600年前)の集落跡、狩猟場、平安時代(1,100年前)の集落跡が発見されました。
みつかったのは、縄文時代の竪穴住居跡7棟、食糧貯蔵穴9基、獣を捕える落し穴8基、平安時代の竪穴住居跡1棟などです。
藤根地区では48カ所の遺跡が知られていますが、実際に調査されたのは稲葉1遺跡、江釣子古墳群長沼支群、飯島遺跡 の3遺跡だけでした。今回新たに北藤根遺跡が調査され、この地に暮らした人々の生活が明らかになってきました。

調査区全景写真

縄文時代晩期(2,600年前)の竪穴住居跡

縄文時代晩期(2,600年前)の食糧貯蔵穴


縄文時代の狩猟用落し穴と使用状況を示した模型
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更新日:2019年02月28日