平成30年度発掘調査速報 Vol.1 卯ノ木遺跡-縄文時代と平安時...
卯ノ木遺跡
(うのきいせき) 下鬼柳17地割 期間:平成30年4月16日~5月7日 調査原因:住宅建設 調査面積:39.8平米 今回の調査では平安時代の竪穴住居跡1棟と 縄文時代の貯蔵穴1基、獣を捕らえる落し穴1基がみつかりました。 平安時代の堅穴住居跡は一辺が3.6mの正方形で、 北壁の西側に調理施設であるカマドが設けられていました。 見つかった土器から、9世紀後半頃のものと考えられます。 和賀川南岸の高台では、9世紀後半に村が急増したことがわかっています。 卯ノ木遺跡も、その頃に新しくできた村の一つと考えられます。 縄文時代の貯蔵穴と落し穴は、詳細な時期は不明ですが 縄文時代にも人々が生活していた様子がうかがえます。

遺跡航空写真(南東から撮影、中央の円が調査地点、手前は南中学校校舎)

調査区全景写真(手前の人いる場所が平安時代の竪穴住居跡、奥が縄文時代の落し穴)
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更新日:2019年02月28日