令和4年度発掘調査報告速報Vol.3二子城跡
二子城跡(ふたごじょうあと)
所在地:北上市北工業団地
期間:令和4年7月12日~8月30日
調査原因:駐車場造成
縄文時代前期前葉(約6,500年前)の竪穴住居跡1棟、焼成遺構1基が見つかりました。焼成遺構は浅い土坑の底面に炭化物が堆積しているもので、その上から焼土が見つかりました。火災にあった土葺屋根の竪穴住居の状態と似ていることから、きわめて小規模な竪穴住居跡の可能性があります。
調査区全景(北から)
縄文時代の竪穴住居跡(北東から) いびつな方形をしています。長軸は3mほどで、床面から火を炊いた形跡は確認できませんでした。
縄文時代の焼成遺構(南西から) 土坑の中央で火を焚いたようで、中央がオレンジ色に変色しています。その周りには厚い炭の層が形成されています。
この記事に関するお問い合わせ先
- このページに関するアンケート
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。
更新日:2024年03月14日