令和4年度発掘調査報告速報Vol.5堰向2遺跡

堰向2遺跡(せきむかいにいせき)​​

所在地:北上市二子町南田

期間:令和4年10月18日~11月17日

調査原因:個人住宅建設 

 過去の調査では平安時代の大規模な集落跡が見つかっており、地域の拠点的な集落だったと考えられています。今回の調査では、縄文時代の土坑2基、平安時代の竪穴住居跡2棟、土坑2基、中~近世の掘立柱建物跡1棟などが見つかりました。過去の調査にくらべ平安時代の遺構が少ないことから、遺跡内でも竪穴住居跡の分布にばらつきがあることが明らかになりました。

堰向2遺跡 調査区全景

調査区全景(東から) 調査区内から縄文時代から江戸時代までの遺構が見つかったことから、当時から住みやすい場所だったと考えられます。

堰向2遺跡 竪穴住居跡

平安時代の竪穴住居跡(南西から) 4分の1ほどを調査しました。カマドが東壁から北壁へと造り替えられていました。住居を廃絶する際に掘られたとみられる土坑が2基あり、その中にはカマドの廃材などが捨てられていました。

堰向2遺跡 掘立柱建物

中~近世の掘立柱建物(東から) 比較的大きな柱穴と、屁と考えられる柱穴が組み合わさっています。人が入っている遺構が大きな柱穴で、南向きの建物であったと考えられます。

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更新日:2024年03月14日