令和5年度発掘調査報告速報Vol.2滝ノ沢遺跡

滝ノ沢遺跡(たきのさわいせき)

所在地:大堤西一丁目 調査期間:令和5年7月10日~9月20日 調査原因:住宅建設 

 滝ノ沢遺跡は北上市中心部から南に約2.5キロメートル、和賀川南岸の河岸段丘上に立地しています。過去の調査により、縄文時代前期末~中期、平安時代の集落跡であることが分かっています。今回の調査では、縄文時代の炉1基、土坑1基、小柱穴群を検出しました。また、調査区内の全面から縄文時代前期末葉~縄文時代中期初頭(約5,500年前)の土器を多量に含む層が見つかりました。同様の層は周辺の調査区からも発見されており、東西120m近く続いていると推定されます。大量の遺物が出土することから、付近には人々の生活した竪穴住居が多数存在すると考えられます。

滝ノ沢 全景写真

最終確認面の状況(北東から):柱穴が見つかる面の上層には1m近い厚さの土が積もっており、下半分の土層から縄文時代の遺物が大量に出土しました。

土器

下半部の土層から出土した縄文時代の土器や石器(縄文時代前期末葉:約5,500年前)

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更新日:2024年03月18日