令和5年度発掘調査報告速報Vol.3唐戸崎遺跡

唐戸崎遺跡(からとざきいせき)

所在地:北上市飯豊6地割 調査期間:令和5年9月17日~12月6日 調査原因:住宅建設  

 唐戸崎遺跡は北上市中心部から北北西へ約8キロメートル、飯豊川左岸の段丘上に所在します。過去の調査では縄文時代の中期の土器を多く含む遺物包含層や縄文時代中期と平安時代の竪穴住居跡などが見つかっています。今回の調査では、縄文時代の炉跡が3基、土坑3基、柱穴群が見つかったほか、縄文時代前期末葉(約5,500年前)~中期中葉(約5,000年前)の遺物を多く含む遺物包含層が発見されており、大量の土器が出土しました。また、遺物包含層から柱穴や炉跡が確認されたことから、この場所に大量の土器や土を投棄しながら生活をしていたと考えられます。

唐戸崎遺跡調査区全景写真

調査区東半全景(南西から):調査区北東側には湧水地点があり、湧水地点を囲むように遺構や大量に遺物を含む層が見つかりました。湧水を利用し生活していたと考えられます。

唐戸崎遺跡土器

縄文土器の出土状況(縄文時代前期末葉:約5,500年前)

この記事に関するお問い合わせ先

文化財課 文化財係

〒024-0043
岩手県北上市立花14-62-2
電話番号:0197-65-0098
メールでのお問い合わせはこちら
このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページは探しやすかったですか



探しにくかった理由は何ですか(複数回答可)



このページの内容は分かりやすかったですか



分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)



更新日:2024年03月15日