【終了】特別展「川をはさんだ2つの宿場~江戸時代の黒沢尻と鬼柳~」

江戸時代の北上の地図

江刺郡下門岡村国見山御遠見南部御領御絵図(文政5年・1822)

画像の下のほうに横たわる青い線が北上川、画像中央の縦方向に伸びる青い線が和賀川を表しており、和賀川をはさんで「黒沢尻町」「鬼柳町」という地名が見える。赤い点線は藩境を表す。

古地図や古文書から読み解く宿場町の歴史と役割

特別展概要

北上市は昔から、交通の要衝地として発展してきた場所だと言われています。

江戸時代の旅は基本的に徒歩での移動であり、荷物の輸送には馬が活躍していました。現在の市街地にあたる黒沢尻は、当時商人が行きかう宿場町でした。また、和賀川をはさんで対岸に位置する鬼柳の街もまた、奥州街道の正規の宿駅として荷運びの労働者や替えの馬を用意し、人と物の移動・流通に重要な役割を担っていました。

黒沢尻も鬼柳も同じ旧盛岡藩領内にあり、江戸時代の前期に本格的な整備がなされた宿場ですが、それぞれ異なる特徴をもって展開していきます。

令和4年度の特別展として、古地図や古文書を中心に、それぞれの様相から交通の要衝地・北上の原点を探る特別展を開催しました。

活動記録のため、このページを残します。

特別展「川をはさんだ2つの宿場~江戸時代の黒沢尻と鬼柳~」チラシ(PDFファイル:2MB)

会期 令和4年10月15日(土曜日)から令和5年1月9日(月曜日、成人の日)まで

会場 北上市立博物館本館

開館時間 午前9時から午後5時まで(最終入館は午後4時30分まで)

会期中の休館日 【12月】 5日、12日、19日、26日、28日から31日

  【1月】1日から4日

観覧料金・交通情報についてはこちらのページをご確認ください。

 

なお、10月22日・23日はみちのく民俗村まつりのため観覧料が無料となります。

さらに、10月29日・30日は「東北文化の日」のため観覧料が無料です。この機会にぜひお越しください。

関連講座のご案内

特別展に関連し、北上の交通の歴史について深く学ぶために次の講座を開催しました。

 

 

  10月30日開催 講演会

演題 「藩境を超える人と物の移動―奥州道中と北上川舟運―」

講師 兼平賢治氏(東海大学文学部准教授、市史編さん近世部会長)

日時 令和4年10月30日(日曜日)午後1時30分から3時頃まで

会場 北上市立博物館本館多目的室

定員 25名(先着順)

参加費 無料

 

  11月6日開催 探訪会

テーマ 「北上市周辺の奥州街道を訪ねて」

講師 沼山源喜治氏(北上市立中央図書館近世・近代文書調査員、市史編さん委員)

日時 令和4年11月6日(日曜日)午前8時30分から正午まで

探訪地 市内黒沢尻及び鬼柳界隈

定員 15名(先着順)

参加費 無料

その他 徒歩及びバス移動の歴史探訪会です。

  11月20日開催 講演会

演題 「黒沢尻・鬼柳を通った人々―新市史の調査から見える宿場としての黒沢尻と鬼柳―」

講師 中野渡一耕氏(元青森県史編さんグループ総括主幹、市史編さん近世部会員)

日時 令和4年11月20日(日曜日)午後1時30分から3時頃まで

会場 北上市立博物館本館多目的室

定員 25名(先着順)

参加費 無料

この記事に関するお問い合わせ先

北上市立博物館

〒024-0043
岩手県北上市立花14-59
電話番号:0197-64-1756
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更新日:2023年02月13日