定例記者会見・令和6年1月

令和6年1月9日(火曜日)の定例記者会見

とき:午前11時~11時40分

ところ:市役所本庁舎2階庁議室

  1.  車両を活用したオンライン診療が始まります-地域と医療の架け橋 北上市モバイルクリニック推進事業-(説明:健康こども部健康づくり課長)

  2. 令和5年度 北上市農林業表彰(説明:農林部農林企画課長補佐)

市長から

  • 今年もよろしくお願いします。能登半島地震など大変な年明けとなったが、北上市としては市民の命、生活、財産をしっかり守っていくとともに、いよいよ本格的にアフターコロナの生活が浸透してくるかと思うので、地域を盛り上げていく。ぜひ記者の皆さんにも引き続き北上市の話題を取り上げていただきたい。
  • 本日の案件は2件。1件目は車両を活用したオンライン診療、モバイルクリニックが試行段階から本格運用となる。ご案内のとおり先月の12月議会で議案が通り、いよいよ始まる。2件目は農林業表彰について、表彰者はそれぞれの部で3者となった。

 車両を活用したオンライン診療が始まります-地域と医療の架け橋 北上市モバイルクリニック推進事業-(説明:健康こども部健康づくり課長)

質疑

  • 車両を活用したオンライン診療が始まります

Q(岩手日報)
現時点での想定人数と市の利用目標は?
A(健康づくり課長)
どれくらいの利用人数があるか具体的な数字は掴んでいないが、実証実験の段階では実績として午前3件、午後3件ほど、1日5~6件程度の診療はできることは確認している。現時点では各医療機関が患者さんに案内しており、より利用いただけるように周知を図っていく。

Q(岩手日報)
25日からすぐ利用者が入るかは現地点では分からないということか。
A(健康づくり課長)
具体的にどのぐらい予約が入っているかは確認していないが、早ければ25日から稼働する。

Q(岩手日報)
市で月間や年間利用人数の目標は出しているか?
A(健康づくり課長)
年間の具体的な利用者人数の目標は現時点では持っていない。

Q(岩手日報)
取り組みは県内初か。
A(健康づくり課長)
県内では初だが、奥州市江刺区でも動きがあり、全国的には類似の事例が複数見られる。

Q(岩手日報)
薬については、受診した人はどのように処方箋などがもらえるのか。
A(健康づくり課長)
服薬はオンラインでできればいいのだが、現時点ではそこまでいっていない。実証実験のときはご家族が診療後に医療機関に出向いて処方箋を受け取り、薬局に行くという形が多かったと伺っている。
今後、薬局によって例えばオンライン服薬指導ができたり、郵送で薬を配達できたり、訪問での服薬指導ができたりとさまざまなケースがあるので、患者さんの個々の状況に応じて対応していきたい。

Q(岩手日報)
医師がオンラインで対応する際に「〇〇さんにはこの薬が必要だからね」と言って処方箋を出してくれたとしても、病院まで取りに行かなければならないのか。
A(健康づくり課長)
基本的にはお見込みのとおり。医療機関と薬局と郵送でやりとりする方法もあろうかと思うが、実証実験ではご家族が取りに行くことが多かった。慢性疾患の人が対象なので新しい薬が出るようなケースはあまり想定していない。今まで飲んでいる薬を継続していただく形を想定している。

Q(岩手日報)
車両に乗車するのはどこの看護師か。
A(健康づくり課長)
市で会計年度任用職員として任用するし、医療機関にも併任という形で委嘱することになる。診療の最中は医療機関の看護師として医師の指導の下で対応する。

Q(岩手日報)
雇用人数は?
A(健康づくり課長)
3人雇用し、シフトを組んで2人が車両に乗り込む。

Q(岩手日日)
実証実験の際は済生会のみだったが、今後取りまとめや事務局はどうなるか。
A(健康づくり課長)
全体的なとりまとめは現時点では市の健康づくり課が事務的な立場となり、各医療機関から予約を取りまとめている。

Q(岩手日日)
1日5~6件の診療を車1台で8医療機関が対応するのでは、医療機関もかなり予定を組んでやっていかないといけない印象がある。看護師も医療機関毎にそれぞれ対応していかなければいけないのか。
A(健康づくり課長)
診療は月曜日から金曜日までで、この中で午前午後と区切る。対象地区は、市の東側である二子、更木、黒岩、口内、稲瀬と、西側の和賀、岩崎、藤根の東西で地区分けをする。例えば月曜日の午前中は東地区を対象、午後は西地区を対象とするというように、効率的に回れるようにする。同じ地区の中で回る形になるので、医療機関が変わっても効率的な運用ができる仕組みを考えている。

Q(岩手日日)
薬局はどのくらい協力するのか。
A(健康づくり課長)
薬剤師会で全面的に協力いただく。患者さんは、まず今まで通っていたかかりつけ薬局に「モバイルクリニックを受ける」と申し出ていただき、どのような対応ができるか相談いただく。その薬局と患者さんの意向が合わない場合は、薬剤師会で窓口となる薬局を設けることになっているので、そちらに相談してもらう。

Q(岩手日日)
8医療機関という数は、多いか少ないかどのように考えているか。
A(健康こども部長)
実証実験のときは済生会病院だけだったので、今回8医療機関はちょうど良かったのではと思っている。あまり多いと調整が大変になる。今後増えてくることも想定はしているが、ひとまずこの規模でやっていく。

Q(岩手日日)
医療機関が増えた場合、車両1台では難しいのでは。
A(健康こども部長)
今後の展開を見ながら考えていく。

Q(岩手日報)
繰り返しになるが、8地区で受診対象になりそうな人の人数は?
A(健康づくり課長)
患者さんの情報は我々は持ち合わせていないので、8医療機関に通う患者ののうち、対象地区にお住まいで慢性疾患に該当する人の数の把握は難しい。

Q(テレビ岩手)
薬は結局取りにいかなければいけないのか。
A(健康づくり課長)
実証実験のとき一番多かったのは、ご家族が仕事帰りなどに処方箋をもらって、薬局で薬をもらう。患者さんご本人も診療と別の日に薬局に寄ることもあったようだ。実際はある程度薬の残りに余裕をもった中で診療の予約をいただくので、余裕をもって薬を取りに行っていただける。

Q(岩手日日)
市長から一言うかがいたい。
A(市長)
昨年度の実証実験を踏まえて議会でも議論はあったが、現場の患者さんからの評価もいただいた上での本格運用となる。県内では初の取り組みであり、また先進地とも若干異なるやり方となっている。薬の件のご指摘も承知している。実証実験では済生会病院だけだったが今回は8医療機関となり、まずは本格実施を行った上で、検証しながら市民の健康を守るという最大の目標を達成していきたい。

Q(テレビ岩手)
必要な薬が分かると思うが、モバイルクリニックが向かうときに薬も持っていくことは考えているのか?
A(健康づくり課長)
診療を受けてから処方箋の発行となるので、あらかじめ薬を持って行くことはできない。後日何かのついでに持っていくことも現時点では考えていない。

Q(テレビ岩手)
慢性疾患の人の診療科目は何になるか。
A(健康づくり課長)
済生会病院では実証実験同様、脳神経外科となる。そのほかの情報はまだ分からないが、参加医療機関名を見ると今回は皮膚科も入っている。8医療機関の中でそれぞれ対応できる範囲内で実施していただく。
薬局ではオンライン服薬指導を行っている薬局もあるし、郵送対応している薬局もある。今通っている薬局にどういった対応ができるか、相談していただく。

令和5年度 北上市農林業表彰(説明:農林部農林企画課長補佐)

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
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更新日:2024年01月30日